鹿奈良のおみやげに「鹿のフン」というお菓子がありますが、これが結構おいしいんです。でも本当の鹿のフンはいやですよね~。奈良公園を訪れた人がきまって閉口するのが、いたるところに散らばったフンというのも分かります。ビニールシートを敷く気にさえならなかったりしますもんね。

でもこのフン、リサイクルの鑑(かがみ)みたいなものなんですよ。大量に撒き散らされたフンは太陽や雨、風にさらされて乾燥し、土に還ることで土に養分を与えます。そして植物を育て、それがまた鹿の口に入ることになる。つまり自然のサイクルを担っているわけです。

もうひとつ、ここで大事な役割を担う生き物がいます。フン虫(ふんちゅう)と呼ばれるコガネムシです。フンコロガシなどの名前をもつ虫で、奈良公園には約40種類が生息しているそうです。フン虫によって食べられた鹿のフンは、フン虫のフンとなり、これまた土に還るわけです。機会があれば、フンのまわりをじっくり観察してみてはいかがですか?虫好きの男の子なら、「ヨイショ、ヨイショ」とフンを運ぶ虫たちの姿を喜んで観察するかもしれませんよ。(私は遠慮しときますけど)



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